ご無沙汰しております。吉田です。
梅雨入りしまして、何となくもやもやする今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
もやもやと言えば、皆様は心のもやもや、不満や悩み等溜まっていませんか?
不満や悩みは溜め込むと良いことはありません。
悩みを抱え込むと鬱になってしまったり、ネガティブオーラを出してしまったり、
色々な悩みが複雑にからみあい、悩みの原因が分からないまま負のスパイラルに落ちてしまう人もいます。
先日、お客様のところで中堅社員研修を担当させて頂きました。
部下・後輩の育成とコミュニケーションスキルの向上をテーマとし、
その中で相談の受け方という訓練を行いました。
中堅社員ともなれば部下・後輩から相談される機会も増えるだろうと思い、
部下・後輩から相談を受けたことがあるか尋ねると、
誰一人相談されたことが無いとのことでした。
その後、参加者同士で相談する側とされる側に分かれ訓練を行いました。
相談する側は職場での本当に思い悩んでいることを打ち明けていたため、
相談を受ける側は、皆真剣な表情で耳を傾け、質問をしながら状況を把握していきました。
最終的に上手くアドバイス出来た人もいましたが、話を聴くので精一杯となり結論まで至らない人もいました。
しかし、訓練後感想を聞いてみると
「もやもやしていたものがすっきりした」
「違う人の意見を聞くことで、そういう考え方もあるかと視野が広がった」
「悩みは解決しなかったが、気持ちを受け止めてもらえただけで良かった」
「相談するって大事なんだなあ」と、しみじみ語る人もいました。
皆、表情が晴れやかで、何より絆が深まったように感じました。
今回の研修で感じたことは、職場で相談すること自体が減ってきているのでは無いかという事です。
わざわざ相談する程のことでも無いかな、
直属の上司には相談し辛いなあ、
あの人は信頼できるだろうか、
相談したら怒られるのではないか、
相談するのは格好悪い、
そもそも相談するという選択肢を持ち合わせていない等々
理由は様々だと思います。
しかし、今回の研修のように相談し、相談されることで、
気持ちが晴れやかになったり、
誰かのために知恵を出し合ったり、
身近な人の役に立てたという達成感を味わえたりすることは、
組織力を高めることにつながると思います。
かつて↑THE HIGH LOWS↓が歌った「相談天国」のように
「相談しよう そうしよう!」
となるような職場作りをして欲しいと思います。
それでは、また。