夜は明るいです

鈴木です。
震災時は事務所も大きく揺れましたが幸いけが人もいませんでした。

その日の帰り道は停電のため街頭や信号機の灯りもないため
まるでそこには何もないような真っ暗闇でした。

しかし家に帰って寝るときです。
ふと空を見るといつも以上に星空がキレイに広がっていました。
外に出てみると当たりは月明かりで青白く照らされており、足下には陰が伸びています。
夜はこんなに明るいのかとただただビックリするだけでした。

震災自体の被害は未だに先が見えないほど大きな物ではありますが
その結果、普段は知ることの出来ない夜空を見ることが出来ました。

普段の生活に隠れて本来あるべき姿が見えないということが実は多くあると思います。
街灯の明かりによって月明かりがかき消されるように
知識や経験によって物事をありのまま受け入れることが出来ないこともあるでしょう。

素直な気持ちで捉えることが出来ればそこには思いもよらない真実が隠されているかもしれません。
常に、というのは難しいかもしれませんが
時には心の街頭を消して月明かりを感じてみてはいかがでしょうか。

 

無題

東日本巨大地震の被害に遭われた皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。

まさかこんなに大きな地震が来て、自分達が被害に遭うとは・・・
と言うのが、正直な心境です。

車に乗り、Pに入れフットブレーキとサイドブレーキを
かけても車が動き、身の危険を感じる程の今まで遭った事がない巨大地震でした。

幸い当社は社員も全員無事でしたが、まだまだ家族や知人の消息が分からない方もたくさんいます。

まずは「生きる」ことが最優先、なるべく多くの方の救出と安全な環境の確保を
切に願います。

電話が復旧後、お客様に安否確認のお電話をしたところ、皆さん無事とのことでしたが
完全な復興までに果たしてどれくらいかかるのか、全く先が見えない不安との戦いです。

「生きる」ことの次は、「生きていく」為にどうすべきか。残念ながら震災で職を失った方も多くいらっしゃいます。

「今できる事をやっていくしかない」お客様とお話しする中で、出てきた共通意見です。
東北人は、被災しても持ち前の辛抱強さ・粘り強さで元気に頑張っています!

震災に関して、当社へ心配してご連絡いただいた方々、そしてご支援頂いた方々、この場を借りて
感謝申し上げます。日々多くの皆さんにご支援いただいていることを実感しております。

※写真は被害が大きかった荒浜地区です。迅速に道路整備がされておりますが、家屋等は
どこから手をつければいいか分からないほどです。

田んぼにも津波の影響で塩水が入り、何年かは使えません。

援助物資は全国各地から届いておりますが、燃料不足、人員不足で重大被災地までの
流通が滞っているようです。

1日も早い復旧を心底よりお祈り申し上げます。
早く東北に笑顔が戻りますように

3月になりました

 ご無沙汰していました。佐藤です。
 3月になり、いよいよ新人研修の時期となってきました。

 さて、毎年新人研修を担当させて頂いて、
 思うことが一つあります。
 それは、ほとんどの学生は、絶対的に経験値が少ない!
 という事です。それも、「悔しい」、「きつい」などの負の感情の経験値。
 年々その傾向が強くなっていいるということです。

 ですから訓練においても、少しきつい、高いハードルがあると、
 頭だけで判断し、行動に移せず立ちつくしてしまうもろさがあります。

 また、追い込まれたこともほとんど無いために、ちょっときつくなると、これまた折れてしまう。

 これまでの様々な喜怒哀楽の経験が、その人物を形成していくのに、
 経験値が偏った、いびつな人間が育っているように思えます。

 これも安全志向の教育、嫌なことはさせたくないという教育が為した弊害ではないでしょうか。

 しかし、それでは本物の人間は育たないと私は思います。

 様々な経験をするからそれを糧に成長できる。
 本当にバランスの取れた、素晴らしい社会人を育成するためにも、私達講師陣は、使命感と
 熱い情熱を持って、全身全霊で取り組んでいきたいと思います。

 そのためにはまずは講師から! 早速ジムで自らを追い込んできます!