特典映像

ご無沙汰しております。吉田です。

皆さんはお盆休みはいかがお過ごしでしたか?
今年はコロナの影響もあり
家で過ごした人も多かったのではないでしょうか。

私も家で過ごす時間が多かったため、
久々に見たかった映画や勧められていた映画を
まとめて鑑賞することにしました。

しかし、「あ~、この作品に出会えて良かった!」
というような運命的な作品に出会うことは出来ませんでした。

残念という気持ちもありましたが、
一方で自分の感受性が衰えているのでは
という不安もありました。

そこで、私は自分の感受性を高めるためと思い
普段やらないことをやろうと考えました。

通常の場合、私は映画を借りてきても本編しか見ません。
しかし、今回は映画の特典映像も見てみることにしました。
そこで運命的な出会いがありました。

私が観た映画は『落下の王国』という洋画でした。
映像や衣装が素晴らしい映画だったのですが、
なんと、衣装デザインを担当していたのが石岡瑛子さんでした。
石岡瑛子さんは、大学卒業後資生堂に入社しグラフィックデザイナー、アートディレクターを務め、その後独立し広告業界に進出、映画や演劇の衣装デザインやセットも担当、さらには北京オリンピックの開会式で衣装デザインを担当する等、様々な分野で活躍した方です。

特典映像では、石岡瑛子さん(当時67歳くらい)が
インタビューに答えていましたが
存在感があり引き込まれました。
「ラディカルでいたい」
という言葉が妙に印象に残りました。
※興味がある方は『落下の王国』Blu-rayの特典映像をご覧下さい。

残念ながら石岡瑛子さんは2012年に亡くなられたようです。
現役での仕事が見たかったと心から思いました。

少し感受性というところから離れたかもしれませんが、
自分の心を動かすような人やものに出会えるということは
とても幸福なことだと思います。

少しでも多くの幸福に出会うためには
普段やらないことをやってみたり
何事にも興味関心を持って接するということが大事だと
私は思います。

自分が見ている世界はほんの一部であり
少し手を伸ばせば全く違う世界が広がっていて
自分の人生をもっと豊かにしてくれると私は思います。

コロナ禍で制限の多い状況ではありますが
それらに振り回されて疲弊するのではなく
いついかなる時でも自分らしい生き方、
自分が納得する生き方を追い求めて行きたいものです。

それでは、また。