一粘り

こんばんは、吉田です。

 

先日あるガソリンスタンドに寄ると、店員さんから車内クリーニングの案内を受けました。

 

店員「車内をキレイにするだけで無く、○○菌や△△菌などを無くすクリーニングです。」

 

私 「その○○菌や△△菌は、どの車にもいるものなんですか?」

 

店員「ペットを飼われている方やタバコを吸われる方の場合はやっておいた方がいいですね。」

 

私 「ペットも飼ってないし、タバコも吸わないからなあ・・・。ちなみにいくらするの?」

車内清掃をしばらく行っていなかった私は、価格が安ければやってみようと思い聞いてみると、

 

店員「2千円です。」

 

私 「に、2千円?! 結構お金掛かるんですね。」

予想したより少し高かったため驚きを見せると、

 

店員「そうなんですよ。やっぱりやらないですよね。」

と、どうやら私以外のお客様にも断られ続けていたようで、あっさりと引き下がってしまいました。

 

この時はよくあることだと気にも留めませんでした。

 

しかし数日後。

私は車内クリーニングを断ったことを後悔することになりました。

 

ゴールデンウィークに妻の両親と旅行する予定があったことをすっかり忘れていたのです。

気付いた時には既に妻の両親が後部座席に乗っていました・・・。

 

私の気遣いが足りなかったと言わざるをえません。

 

しかし、敢えて一つ言わせていただきたい。

 

ガソリンスタンドの店員さん!

 

すぐに諦めず、もう一粘りして欲しかった。

 

例えば、最初のシーンに置き換えて・・・

 

私 「に、2千円?!結構お金掛かるんですね。」

 

店員「そうなんですよ。やっぱりやらないですよね。」

と諦めたように見せかけて・・・

 

店員「ただ、ゴールデンウィークに大切な方を車に乗せるご予定はありませんか?」

 

私 「はっ! 妻の両親を車に乗せて旅行する予定があった!」

 

店員「そうでしたか。もし、車内クリーニングを行わずに奥様のご両親が乗られたらどうでしょう?」

 

私 「う~ん。汚い車だと思うかもしれないですね。そのせいで気分が台無しになってしまうかも・・・」

 

店員「では、キレイなお車で奥様のご両親をお迎え出来ればどうでしょうか?」

 

私 「それは気持ちよく旅行に行けるでしょうね。妻の私を見る目も変わるかもしれません。」

 

店員「それは素晴らしいですね。それではそれが2千円でできるとしたら高いと感じますか?」

 

私 「いや、そうは思いませんね。店員さん、私が間違っていました。車内クリーニングお願いします。」

 

店員「ありがとうございます。車内クリーニング入りま~す!」

 

・・・と上手くいくかは分かりませんが、

店員さんの言葉一つでお互いがウィンウィンの関係になる未来もあったかもしれません。

 

どうか私のような客の断りに怯まず、一歩踏み込んだ営業を行ってほしいと思います。

 

それでは、また。