富士山と高山病と私

ご無沙汰してます。吉田です。

先日、2回目の富士登山に行って来ました。

2年前は悪天候のため本八合目で断念。

悔しい思いを晴らすべく、前回と同じ4名で再挑戦となりました。

今回は天気にも恵まれ晴天。

前回本八合目まで登っていたこともあり、気持ちにも余裕がありました。

本八合目のトモエ館に宿泊し、1:30起床、2:00には山頂に向けて出発。

しかし、山頂までの道のりはすでに大渋滞。

沢山のヘッドライトが闇を照らし、山頂への道が浮かび上がる。

立ち止まると寒さが襲いかかり、手足がしびれるほどだ。

高山病になるのではという恐怖心を抱えながら、ひたすら前進。

空が少しずつ明るくなり、日の出の時間が迫る。

御来光とは山頂で見る日の出のこと。

何とか御来光を拝みたいと思い、スピードアップ。

ペースが変わったことで息が上がり、徐々に高山病の症状が現れる。

頭痛、倦怠感、疲労感・・・苦しい

「なぜ人は山に登るのか?」

「なぜ私は山に登るのか?」

そのような問い掛けをしながら

朦朧とした意識の中、登り続ける。

山頂付近に来るとすでに御来光を待つ人だかりが見える。

もうすぐ頂上。

そして、登り切るとほぼ同時に御来光。

歓声が上がる。

万歳三唱の掛け声が聞こえる。

そのような感動的なシーン・・・だが

ここではっきり言っておきたいのは、高山病になるとそれどころではないくらい辛い(笑)

その後、お鉢巡りをして下山することになったが、

下界に降りることをこんなにも渇望したことはなかったと思う。

今回の富士登山は私にとって大変過酷なものでした。

時間とお金を費やして、過酷な体験をすることはある意味理解しがたい。

しかし、過酷な体験をしないと見えてこない世界があることも事実。

私と同じ世界が見える人もいるでしょう。

私とは違う世界が見える人もいるでしょう。

あなたには何が見えるだろうか?

是非、興味のある方は富士登山に挑戦して欲しいと思います。

それでは、また。