こんにちは。ビジネス教育のT.Mです。
昔聞いた寓話を紹介します。
【天国と地獄の長い箸】
天国と地獄はもともと似た世界です。
住む所も着てる服も天国と地獄に格差はありません。
食べる物も同じ。味に違いはありません。
しかし、違う所は天国も地獄も長い箸を使って食事をします。
天国では長い箸で目の前の人の食事をつかみそのまま箸の向こうの人に
食べさせています。皆うまく食べられて和やかです。
一方の地獄では長い箸で目の前にある自分の食事を取ろうと必死ですが、
上手く取れずにムカムカしてます。
空腹で、機嫌も悪く、隣どおしでケンカ。
この話の教訓は「相手への思いやりは 回り回って 自分の利益になる」
という話です。
ここからが本題ですが、当社ビジネス教育訓練所の研修も外部では
地獄の研修などと呼ばれる事がございます。
研修の内容はビジネスにおける基本的な事が多いです。
しかし、研修に参加された直後はどうしても普段意識していない為、
一つ一つの動作が難しく感じ、相手を思いやる気持ちの余裕もなく
場の空気も悪く、それこそ参加者には地獄に感じます。
しかし、研修も最終日に近くなると、一つ一つの動作もできるようになり、
相手を思いやる気持ちも持てるようになります。
相手と協力する事が結果として自分の成長に繋がる事が理解できます。
その結果、厳しい研修ですが居心地も良くなります。
また、成長の実感もできます。天国の状態ではないでしょうか。
研修に参加された方には、職場に戻っても地獄とは思わずに、
天国にするのも自分達の考えや行動だという事を分かって
研修を修了して欲しいのが講師の願いです。(カッコつけすぎかな 笑)