見た目と重さ

ご無沙汰しております。吉田です。

 

先日、宮城県は村田町の「蔵の陶器市」に行ってきました。

今年で12回目を迎えるこの陶器市は、村田町でも人気のイベントの1つ。

豪商・村田商人「やましょう」を含む店蔵と空店舗に、東北・関東を中心とした陶芸家およそ50窯が一同に介し、陶器の展示・販売が行われました。

 

私の今回の狙いは、お猪口。

お気に入りの一品を見つけるべく、1カ所1カ所集中して見て回りました。

 

お気に入りのお猪口を見つけるまでに掛かった時間は、なんと2時間半。

購入の候補に挙がったお猪口は3つでしたが、選ぶ決め手となったのは重さ。

 

1つは見た目より重い。

1つは見た目より軽い。

1つは見た目通りの重さ。

 

さて、皆さんならどれを選びますか?

 

私は見た目通りの重さのものを選びました。

理由は、違和感が無かったからです。

デザインが気に入ったということもありますが、見た目から想像する重さと、実際に持った時の重さが違わないことが、私に安心感を与えました。

 

「このお猪口となら長く付き合えそうだな」と、ピンときました。

 

陶器に限らず人でも同じようなことがあるように思います。

 

見た目より優れた人。

見かけ倒しの人。

見たまんまの人。

 

他人に良く見られたいという思いからボロを隠し、かえって違和感を与えてしまうなんてこともあります。

 

良い意味で見た目と中身が一致し、安心感を与えられる人間になりたいと思った陶器市でした。

 

それでは、また。