ご無沙汰してます。吉田です。
最近は暑くなったり、寒くなったりで体調を崩す人が多いようですが、
皆さんは体調など崩されていませんか?
さて、最近『ココロでわかると必ず人は伸びる』という本を読んでいます。
著者は株式会社アビリティトレーニングの代表を務める木下晴弘さん。
本の中には木下さんが塾講師時代に培われた、人をやる気にさせる術が沢山書かれています。
今回私の目に留まったのは、ポジティブトークとネガティブトークのところでした。
例えば子供に対し「勉強しなさい」と伝えたい時に、
「勉強しないとろくなものにならないぞ。」(ネガティブトーク)
と言うのと、
「勉強したら出世して、いくらでも稼いで世界旅行でもなんでもできるぞ。」(ポジティブトーク)
と言うのでは、どちらが子供をやる気にさせるでしょうか?
私が子供なら、後者のポジティブトークの方が、やる気になります。
気持ちが明るくなります。ワクワクします。夢が広がります。
同じ事を伝えるにしても、伝え方によって伝わり方が違うことを知り、
研修でも実践してみようと、機を伺っていました。
機会はすぐに訪れました。
営業マン特訓5日間合宿の最終日前夜の締めを担当することになった私は、
訓練生を前にこう切り出しました。
「明日はいよいよ最終日です。しかし、暗唱審査に合格していない訓練生もいます。」
というと、暗唱審査に合格していない訓練生の顔が曇りました。
その後、私は、
「明日は朝一で暗唱審査に合格しないと・・・」
と言い掛けた時、ポジティブトークのことを思い出し言葉を言い換えました。
「明日は朝一で暗唱審査に合格し勢いをつけましょう。そして全ての審査に必ず合格し卒業しましょう!」
というと、曇っていた訓練生の顔がニヤリとし、目が輝き出しました。
まさに、訓練生の心に火がついた瞬間です。
これが、ポジティブトークの効果なんだなあと感じました。
木下晴弘さんの本には「言葉には心を支配する魔力がある」と書かれていました。
「おまえはダメだ」といったようなネガティブトークを聞かされ続ければ、
知らず知らずのうちにそうなってしまい悪い方に向いてしまいます。
もちろん誉めすぎてもいけませんが、上に立つ者としては、
基本はプラスの視点で可能性を伸ばしていくことが大切なのではないでしょうか。
それでは、また。