夜は明るいです

鈴木です。
震災時は事務所も大きく揺れましたが幸いけが人もいませんでした。

その日の帰り道は停電のため街頭や信号機の灯りもないため
まるでそこには何もないような真っ暗闇でした。

しかし家に帰って寝るときです。
ふと空を見るといつも以上に星空がキレイに広がっていました。
外に出てみると当たりは月明かりで青白く照らされており、足下には陰が伸びています。
夜はこんなに明るいのかとただただビックリするだけでした。

震災自体の被害は未だに先が見えないほど大きな物ではありますが
その結果、普段は知ることの出来ない夜空を見ることが出来ました。

普段の生活に隠れて本来あるべき姿が見えないということが実は多くあると思います。
街灯の明かりによって月明かりがかき消されるように
知識や経験によって物事をありのまま受け入れることが出来ないこともあるでしょう。

素直な気持ちで捉えることが出来ればそこには思いもよらない真実が隠されているかもしれません。
常に、というのは難しいかもしれませんが
時には心の街頭を消して月明かりを感じてみてはいかがでしょうか。