ちょっといい話

お疲れ様です。三塚(愛)です。
さて、最近私が聞いた、ちょっといい話です。

飲食店を経営するN社長、不況のあおりを受け、大変だ、しかしどうしたもんかと日々、頭を
悩ませておりました。

そこへ当社の研修の参加者でもある店長が、N社長に「自分の分の給料はいりません」
と申し出たそうです。N社長は私に、「本当に嬉しかった。自分の事だけでなく、店舗における責任を自覚し、
給料を払う側の考えを身につけて欲しくて研修に派遣したが、その言葉を聞いた瞬間、心底嬉しかった。」

と話してくれました。会社側としてもただ手をこまねいているだけでなく、料理のメニューを一新させ、
新装OPENする決断を下しました。OPEN初日は、社長はじめスタッフのポスティングにてチラシ配布等が功を奏してか、大盛況だったようです。これからも、陰ながら応援しています

N社長の話から、ふとデルタ航空の話を思い出しました。

オイルショックの際、世界的不況の真っ只中、リストラ、倒産が蔓延していたそうです。
デルタ航空も他の航空会社と同じく例外なく、倒産の危機にありました。

明日にでも倒産か・・・というある日、当時デルタ航空の社長が、社員に呼び出され、
ついて行くと大きなリボンのついた航空機が!びっくりしている社長に社員が

「社員全員から、社長へプレゼントです。この飛行機一機から、また新たに、共に
頑張りましょう。」とその機体には「スピリット・オブ・デルタ(デルタの魂)」と印字してあったそうです。

もともとは1人の女性キャビンアテンダントが、自分の上司に謝りに行った所から話は始まりました。

「ごめんなさい。会社がこうなった(倒産の危機にある)のは、私の責任です。
こうなる前に、私にも何か出来る事があった。それをやらずに今こういう状況になっているのは
私の責任でもあるんです。」と

それを聞いた上司が「こんな考えもあるのか」といたく感銘を受け、他の社員に伝え、伝播していきました。
ならば、自分達で出来る事からしよう!と社員がちょっとずつお金を集め、まっさらな航空機を社長に
プレゼントしたのです。

会社は当然、V字回復し、倒産の危機をまぬがれました。詳細は若干違うかもしれませんが、ほぼ実話だそうです。

たった1人の強い気持ちが、会社を変える事ってあるんですね。

気持ちだけではどうしようも出来ない事もありますが、人間、土壇場では気持ちが強い方が勝つ、
ような気がします。

ちょっといい話、でした。

 

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